かぜのように、雲のように。

約20年ぶりに再開したルアー釣り。バンコクでのバラマンディを相手に疑問や試してみた事の備忘録。タイやシンガポールなどの海外遠征釣行の一助になれば。

シャッドテールの身切れ対策 インナースルー構造とフック固定ワイヤーを備えてみる

ドライブシャッドやスイングインパクトなどのシャッドテールは真っ昼間のボトムに張り付いたバラマンディも反応してくれます。

ですが、ファイト時の激しく頭を振るジャンプやダッシュのため、オフセットフックを使ったリグだとワームの身が切れて、一発でワームがすっ飛んで行ってしまいます。

コスパが悪い。

かと言ってトレブルフックの付いたいわゆるスイムベイトではバラマンディはもちろん、チャドーがヒットしてしまうとガッツリ噛みしめてその鋭い歯で身はすぐにボロボロ。

スイムベイトって高いので、こちらもコスパが悪すぎます。
ハードルアーだと歯型がついてカッコいいんですけどね。

シャッドテールワームで、せめて数匹は持ってもらいたい。

何か良い方法がないかと考えてみました。

 

元ネタはデラボール

Jackalのデラボールは水野浩聡氏がプロデュースしたまん丸の小ぶりなスイムベイトです。

その特徴はインナースルー構造とフック固定ワイヤー。

インナースルーシステムでラインがボディーの中を貫通してフックを装着する構造になっていて、ファイト中はフックがフリーになることで、とにかく掛けてからのバラしが圧倒的に少なくなります。

サカナがかかるとフックはサカナ、本体はフリーになります。
これがワームならばサカナの近くで振り回されなくなるのでワームが身切れしない、はず。
このシステムをシャッドテールに採用してみようと考えました。

f:id:kazekumo:20200716115054j:plain

Jackall HPより引用 このフックシステムを採用したい

www.jackall.co.jp

 

バレーヒル トレブリングスルーパイプ

シャッドテールワームの頭から斜めに刺し腹部に抜く。

これだけで即席トレブルフック仕様スイムベイトの完成。

いきなりワームに刺すと頭が反ってしまったり曲がってしまうので、先に針金や細いドライバーなどで下穴を開けておいてあげると真っ直ぐさせます。

f:id:kazekumo:20200701185056j:plain

[出典]バレーヒル商品紹介ページ

これでジャンプで引きちぎられることは減る、はず。 

(まだバラマンディで試せていません。バンコク行きたい)

固定ワイヤー付きトレブルフック

インナースルー構造にするとトレブルフックをお尻の辺りにフック刺して固定させます。

これが意外とワーム本体から外れやすく、尻尾を拾っちゃたり上手く泳いでくれない。

そこでデラボールのフックを参考に固定ワイヤーをつけてみました。

 

まずステンレスのワイヤー(0.3mm)を2本、それぞれ4cmにカット。

f:id:kazekumo:20200701191618j:plain

ライン(糸でも良いと思います)を一回フックの軸に結び、瞬間接着剤をたらし、ワイヤーをつけて仮止め。
接着剤が乾かないうちにラインを巻きつけ固定。

なのでタレない、少し粘度のあるタイプの瞬間接着剤がやり易いと思います。

f:id:kazekumo:20200701191613j:plain

接着剤が乾いたら、はみ出したラインをカット。
更にBONDICで固定部分をコートして完成。

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こんな感じ。
スイベルとスプリットリングは外してから作業した方が楽だったと思います。

f:id:kazekumo:20200701191624j:plain

 

インナースルー構造とフック固定ワイヤーを装備 

写真はインナースルー構造とフック固定ワイヤーを備えたドライブシャッド'4.5。

なかなか良い感じです。

ちゃんとバラマンディ釣ったら使用感も含め追記します。

f:id:kazekumo:20200701191634j:plain

デラボールのフック無くしちゃった方とか、フェザーフックでワイヤー付きとか作ってみたいという方の参考にもなれば。

ワイヤーの固定部分に使ったBONDIC、フェザーフックの補強とかハードプラグの補修、ケータイの充電器のケーブルの補修やら色々使えて水にも強く便利。

 

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【カスタマイズ】続・Abu Revo BEASTのハンドルノブを変えたい!

Revo BEASTのハンドルノブ交換、ハンドルをDFL100に変えてみてから、もうちょっと変えてみたくなったので続編です。

kazekumo.hatenablog.jp

 

f:id:kazekumo:20200611171826j:plain

ノブのみ変更Ver.1

BEAST + DFL100でビッグベイトやハネモノなどを投げ倒してみました。

うん、イイ!

ダブルフィンガーノブがしっくり。
と最初は感じたものの何か、こう、バランスが悪い。

特にデッドスロータダマキの時。
利き腕(右利き・左ハンドル)ではないとはいえ、カクンカクンしてしまう。

これってロッドからハンドルまでが遠いから?

試しにBeastオリジナルのオフセットハンドルにDFL100のダブルフィンガーノブを付けてみました。

以前のエントリでも確認しましたが、ノブシャフトの長さはBeastが38.5mmとDFL100は38.4mmでほぼ同じ、互換性はありそう。

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「ほぼ」誤差レベル?

実際装着してBLACK 10と比べてみると、ロッドからのハンドルノブの距離がほぼ一緒となりました。

f:id:kazekumo:20200611180632j:plain

机の溝をロッドに見立ててみました。

定規をあてて簡単に測ってみたところ、BLACK 10はリールシートの中心からハンドルの根元まで約58mm。一方Beastは約63mm。

約5mmの差。

オフセットハンドルはその差を埋めてくれているわけです。

ハンドル長も少し短くなってBLACK 10と同じ95mm。
持ち替えた時の操作感も同じ!?

ただ、ノブのネジをしっかり締めてしまうとシャフト長の約0.1mmの差でノブが回らなくなってしまい、少し緩めに留めているので不安はありますが。

あと、せっかくのカーボンハンドルは使わへんのかい!

どれくらい勝手が違うのか、もうしばらく悩みそうです。

 

Revo Beastの関連記事

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【次世代化】Ambassadeur 3500CをNG(ネクストジェネレーション)化したい!

大好きなリール、3500C。

しかし、やはり性能は最新のリールと比べるべくもなく。

そこで3500C-NG(ネクストジェネレーション)化させるために使えそうなパーツを探してみました。

執筆時現在、まだ購入していないものばかりなので使用感のインプレはありません。
物欲と妄想と戦っているところです!

※3500C-NGとは旅客機のボーイング737が見た目はクラシック、中身は最新鋭というボーイング737NGをイメージして私が勝手につけた自分だけの愛称です。

ABU アンバサダー2500C用オフセットフレーム7.5

http://www.avail.jp/products/images/400_2500_aof75_03.jpg

ABU アンバサダー2500C用のオフセットフレームです。
リールフットを上方へオフセットすることでロッドへ装着した時に、優れたパーミング性を実現しました。
今までにぎりづらくて敬遠していた方や、手の小さいアングラーの方にもにぎりやすいポジションに変化します。

Avail HPより引用

3500Cの筐体は古き良きガングリップのロッドにはフィットしますが、最近のロッドのグリップ形状にはイマイチ持ちにくく、浮いてしまっていてかっこ悪い。

ぶっちゃけ合わないのです。

でも最新のロッドとも合わせてみたい。

そんことを思っていたら見つけたのがこのオフセットフレーム。

例のごとく「2500用」表記となっていますが、フレームも2500Cと3500Cは共通ですし、発売元のAveilのHPでもちゃんと「適合機種」に書いてあります!

名前の通り7.5mmオフセットするようです。

f:id:kazekumo:20200430184431p:plain

写真が歪んでしまってわかりにくいのですが

その「7.5mm」がどのようなものか検証してみました。

上の写真は3500Cのリールフットを7.5mm上げた場合の位置関係をRevo BEASTと比較したもの。

どう撮影しても歪んでしまってわかり難いのですが、赤い線で示したスプールの中心がほぼ一緒の高さになりますので、現在のロッドのガイドの位置やパーミングも含めて相性が良くなりそうです。 

純正フレームの51.0gから29.3gへの軽量化も。

欲しい!

けどミドルクラスのリールが買えてしまうお値段。

もう少し悩みます。

 

 

アルミメインギヤブッシング

以前真鍮製のメインギアシャフトのネジ山をナメてしまった際にパーツを探したネタを書きましたが、またまたAvailから超々ジュラルミン製で発売されていました。

アブ製 アンバサダー2500C、2500C IAR、2501C用に使用可能なメインギヤブッシングです。
材質を純正品で使われている真鍮から超々ジュラルミンに置き換え、軽量に仕上げられています。
IARモデルは不要なラチェット部を排除し、総重量をより軽量に。
非IARモデルは、ワンウェイ機構のラチェットの歯形状を変え、数を増やすことで逆転時の遊びを少なくし、さらにクラッチ戻しのポストを4本とすることで、ハンドル90度回転でクラッチを戻すことが出来ます。
これにより、より快適なクラッチワークが可能になるはずです。

Avail HPより引用

やはり本来は2500C用ですが、こちらも共通パーツ。
純正10.3gから3.5gへの計量化。
ワンウェイクラッチの遊びが少なくなって、まさにネクストジェネレーション化。

フレームといい、そろそろ純正パーツ無しで3500C-NG1台組めそうです。

RADSENSE RAD HANDLE

「シックで男前なリールにクレイジーカラーでおしゃれにカスタムしませんか?」

ズキュンと来てしまいました。

見た目カスタマイズは興味なかったのですが...

ヒトの姿に変身する謎のイカのインクのような色、多分、本当はブラックの方が使いやすいんだろうけど...惹かれてしまう。イカスなぁ。

3500Cのオリジナルハンドルと同じ80mm。

う〜ん。

Ambassadeur 3500Cの関連記事

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【特徴整理】Abu Revo シリーズが多すぎてわからないので調べてみた (第4世代ベイトリール)

2016年以降発売された第4世代Revoの各ベイトリールがどのように住み分けをされているのかを知りたくなり各種スペック・特徴をまとめてみました。

名称にギア比やブレーキシステム名の略を入れているものもあれば特徴を名称にしてみたり、略してみたり、そもそも何を意味するのかわからなかったり...

ブレーキシステムや各パーツに使用されている素材で味付けが変わっているようですが、多すぎてまとめている最中は大混乱でした。

そのため全ての特徴を入れ込んでしまうと複雑になりすぎてしまうので、以下のように重さ、ギア比、ブレーキシステム、スプール、ラインキャパ、フレーム、ギアについてまとめてあります。

ハンドルやベアリングは素材や重量などで差が出ると思いますが、「交換すればいいじゃん」という認識の下で一旦無視しています。

数値や認識が誤っていたらスミマセン。

※LX992Zまでを追記
※ラインキャパに「シマノの番手だったら」を追記

f:id:kazekumo:20190312125849j:plain

対怪魚にはRevo BEASTです

Revo各シリーズの特徴まとめ 

※表が切れてしまっている場合は横にスライドできます

シリーズ 発売時期 重さ ギア比 ブレーキ スプール ラインキャパ
(カッコ内の番手は「シマノで言えば」の場合)
フレーム ギア メモ

LTX-BF 8

ALC-BF 7

2016年4月

LTX 129g

ALC 141g

8.0:1

7.1:1

マグトラックスIII

超々ジュラルミン
超軽量φ32mm

浅溝スプール

8lb-50m (ベイトフィネス)

LTX : X-MAG

ALCX-CRAFTIC

超々ジュラルミンギヤ

ロープロファイル 高さ38mm

LTXはRevo Deez8のベース機

SLC-IB 7/8

ALC-IB 6/7

2016年4月

SLC 132g

ALC 149g

6.4:1

7.1:1

8.0:1

インフィニ 超々ジュラルミン
超軽量φ32mm

12lb-100m (70番)

SLC : X-MAG

ALCX-CRAFTIC

超々ジュラルミンギヤ ロープロファイル 高さ38mm 
LC6 / LV7 / LT7 2017年1月 166g

6.4:1

7.1:1

マグトラックスIII 超々ジュラルミン、φ32mm

LC6/LV7 : 14lb-100m (100番)

LT7 : 8lb-100m (30番)

X-CRAFTIC デュラギア
ブラスギア

LT7 : '12 revo LTの後継
LC6 : '15 revo LT6の後継

ロープロファイル 高さ38mm

ELITE 7/6 IB

ELITE 8 IVCB

2018年3月

7/6  180g

8 177g

6.4:1

7.1:1

8.0:1

7/6 : インフィニ

8 : IVCB-6L

超々ジュラルミン
超軽量φ33mm SLCスプール
14lb-100m (100番) デュラメタル D2ギアデザイン
大口径超々ジュラルミンギア

「フルサイズ、軽量、コンパクト」

最大ドラグ力 10kg

SX 2018年1月 220g

6.6:1

7.3:1

インフィニ φ33mmアルミ 20lb-90m (170番とか?) X-CRAFTIC D2ギアデザイン
大口径ブラスギア

「フルサイズ、ハイパワー、頑強コンパクト」

最大ドラグ力 11.1kg

X 2018年2月 224g

5.4:1

6.6:1

7.3:1

マグトラックスIII φ33mmアルミ 20lb-90m (170番とか?) X-CRAFTIC D2ギアデザイン
大口径ブラスギア

リーズナブル

最大ドラグ力 8.1kg

WINCH 2018年1月 214g

5.4:1

インフィニ φ33mmアルミ 20lb-100m (200番) X-CRAFTIC D2ギアデザイン
大口径ブラスギア

中級価格、マグナムクランク対応

最大ドラグ力 11.1kg

BIGSHOOTER
 COMPACT 8/7

2018年9月 250g

8.0:1

7.3:1

マグトラックスIII φ33mmアルミ 20lb-100m (200番) デュラメタル D2ギアデザイン
大口径ブラスギア

最大ドラグ力 10kg

BEAST

2019年2月

270g

5.8:1

7.3:1

インフィニ φ37.5mmアルミ 30lb-100m (300番) X-CRAFTIC D2ギアデザイン
大口径ブラスギア

最大ドラグ力 14kg

ロープロファイル 高さ43mm

ROCKET

2019年2月

208g

10.1:1 インフィニ φ33mmアルミ 20lb-90m (170番とか?) X-CRAFTIC D2ギアデザイン
大口径ブラスギア
よく飛び、回収が早い

BLACK 10

2019年3月

245g

10.1:1 マグトラックスIII φ33mmアルミ 16lb-100m (150番) 高耐久デュラメタル  D2ギアデザイン
大口径ブラスギア
『キムケン的』最強リール

BEAST ROCKET

2020年2月

270g

9.2:1

インフィニ φ37.5mmアルミ 30lb-100m (300番) X-CRAFTIC D2ギアデザイン
大口径ブラスギア
最大ドラグ力 11kg

ULTRACAST BF8

2020年3月

175g

8.0:1

マグトラックスIII φ32mm

8lb-50m (ベイトフィネス)

デュラメタル デュラギア
ブラスギア
ソルト対応ベイトフィネス
スーパーフリー

DEEZ 8

2020年3月

135g

8.0:1

マグトラックスIII

 DEEz tunedBB

φ32mm

14lb-100m (100番)
 + スペアシャロースプール10lb-80m (30番相当)

ワンピース
フェザーメタルフレーム
超々ジュラルミンギア 青木大介さんのシグニチャーモデル
コルクノブ
レボLTX-BF8の使用感を残しつつ、より太いライン、より硬いロッド、
よりハードな釣りに対応

EXD

2020年3月

192g

5.4:1
8.0:1

マグトラックスIII φ35mm 14lb-100m (100番)
 + スペアシャロースプール14lb-75m (50番相当)
高耐久X-Crafticアルミフレーム デュラギアブラスギア 遠投性能に特化
ソルト非対応

TORO ROCKET

2020年3月

414g

7.6:1 インフィニ ※記載なし PE3号-350m X-CRAFTICアルミフレーム 大口径ブラスギア ソルトや怪魚などあらゆるビッグゲームに使えるビッグロープロリール

IKE

2020年3月

214g

6.6:1
8.0:1

IVCB-6L φ33mm 20lb-90m (170番とか?) X-CRAFTICフレーム D2デュラギア
ブラスギア
マイク・アイコネリのシグネチャーモデル

LX992Z

2020年9月

160g

8.0:1

インフィニ 超々ジュラルミン
超軽量φ33mm
8lb-100m (30番)
 + スペアスプール12lb-100m (70番)
DURAMETAL 超々ジュラルミンギア 今江克隆プロ監修
キャスティングからピッチングまでスムースに移行できるゼロブレーキシステム

各Revoを特徴付けるシステムや素材

ブレーキシステム

インフィニブレーキシステム(IB)

遠心とマグネットのハイブリッドブレーキ。

遠心がキャスト時の初速を、マグネットブレーキがキャスト後半の伸びを制御する、遠心力ブレーキとマグネットブレーキのそれぞれのメリットを活かせるブレーキシステム。

※SLC/ALC-IBは遠心式ブレーキを2ピン式にしたタイプ。極力、重量を軽減し、軽量ルアーへのレスポンスを考慮した設定。

マグトラックスIIIブレーキシステム

マグネットブレーキ。

最初からブレーキが効いた状態で、ピッチングなどで軽いルアーを投げる際の低速回転性能が高く、またベイトフィネスや空気抵抗の大きい大型ルアーに相性が良い。

IVCB(Infinitely Variable Centrifugal Brake)-6L 遠心力ブレーキシステム

高回転時のみブレーキが効く外側から調整できる遠心力ブレーキシステム。
ブレーキブロックのロック機構でブレーキ無しの設定も可。 

撃ちモノが主軸になるハイギアモデルに多く採用。
現行日本での販売はELITE 8 IVCB、IKEのみ。

 

スプール

アルミニウム素材か超々ジュラルミン素材。

超々ジュラルミンは英語表記では「Aircraft grade aluminum」、航空機で使用する等級のアルミ。何れにしてもアルミニウム。強度・重量が異なるようですが、細かい違いはわかりません。

(アルミニウムの中で最も強度が強く、鉄鋼材料に対して3分の1の軽さ。ただし耐食性について劣っている、との事)

スプールは素材よりも直径やラインキャパで差別化。

  • φ32mm : LTX,LV7,Deez8など軽量・コンパクトなモデル
  • φ33mm : ELITE,Black10,LX992Zなどのモデル(基本サイズ?)
  • その他、BEASTやEXDなどの個性的なモデル

(「シマノで言えば」を表に追記しましたので参考になるかと思います)

互換性
  • LTX-BF8、ALC-BF7、LT7、LV7、LC6、Deez8はスプールの互換性あり。

例えば「ベイトフィネスだと糸巻き量少なすぎ...」なLTX-BF8にLT7、DEEZ8のスプールを入れれば超軽量コンパクトでかつ糸巻き量もしっかり(12lbを約70m)。 

kazekumo.hatenablog.jp

 

  • ELITE7/6 IBとSXもインフィニ同士で互換性あり。

SXのブラスギアで耐久性を確保し、ELITEの超々ジュラルミン製超軽量φ33mm SLCスプールでスプールの軽量化が図れるようです。

SLCスプールとは「Super Lightweight Concept Spool」超軽量スプールのこと、SXのアルミ製スプールは約21gに対しELITEのSLCスプールは約13g。

こちらがパーツリスト。

https://pfj-parts.com/wp-content/uploads/2018/05/1478318-REVO-ELITE7-IB-L.pdf

https://pfj-parts.com/wp-content/uploads/2018/05/1430428-REVO-SX-L.pdf

 

フレーム・サイドプレート

フレームは軽量なマグネシウム素材か、堅牢さと耐食性に優れたアルミニウム素材。
アルムニウム素材はソルトでの使用も可。
機種によりサイドプレートにマグネシウムに匹敵する強度を持つ「C6カーボン」を使用して強度・耐久性を維持したまま軽量化。

X-CRAFTICフレーム / デュラメタルフレーム

アルミニウム素材

X-MAGフレーム

マグネシウム素材

 

ギア 

軽量な超々ジュラルミン素材か耐久性のあるブラス(真鍮)素材。
軽量機種では超々ジュラルミン素材使用機種の方が比較的高価な傾向。売り文句に「高耐久」や「頑強」などのキーワードが入る頑丈系は全てブラス。

 

ボールベアリング

サイズ

「飛び」に関係するサイドカバー部分とスプールシャフト部分の2箇所のベアリングとハンドルのベアリングは基本的に共通(一部例外あり)。

飛距離や巻き心地の向上(ハンドルノブへはベアリングがついていない機種もあるので)、防錆などに対応させたければ交換もあり。

  • サイドカバー部分とスプールシャフト部分の2箇所
  • ハンドルノブ部分

高精度セラミックボールと次世代防錆金属HRCBの組み合わせで、驚きの回転性能と最高クラスの防錆・耐久性能を両立させました。

ベイトフィネス・ヘビー級ルアーの大遠投・ソルトウォーターのジギングまで、あらゆるフィッシングスタイルに完全対応。

オールラウンダーな高回転防錆ベアリングです。

「Hedgehog Studioより」

 

スーパーフリーHPCR-BB

耐久性の高いセラミックボールを使用。
ベアリングのボール軌道溝の設計を見直し、従来のサイズで回転抵抗の低いボールベアリングを開発。低弾道のピッチングや遠投性能が向上した。

 

 

 

まとめてみる

他にもリミテッドエディションや日本国内のみ販売機種など多数。

同じ第4世代といってもサイズも違うし、もっと細かく分けられるのでしょうが、とりあえずここまで。

ZEONIC社とヤシマ重工とアナハイム・エレクトロニクスとがごっちゃになったような個性豊かなRevoリール。

バリエーションの多さがむしろ「互換性あるかも!」なんて、心くすぐられるものがあります。

以下はAbu公式HPに載っている分布図?
全機種を入れて作ってください。 

https://www.purefishing.jp/product/assets/r1_2.jpg

 

ルアマガ+でこれらのRevo特集が見られます。
購入の参考に。

plus.luremaga.jp

kazekumo.hatenablog.jp

 

 


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【カスタマイズ】Abu Revo BEASTのハンドルノブを変えたい!

Revo BEASTには「ミドルラウンドEVAノブ」と呼ばれるハンドルノブが装着されています。

これを自分好みにカスタマイズしてみた備忘録です。

(「まとめ」など追記)

 

ミドルラウンドEVAノブ

「ミドルラウンドEVAノブ」とはAbuのRevo ビッグシューターコンパクトやロキサーニ パワーシューターなど「頑丈系」リールに採用されている「軽量で握りやすい」という謳い文句のハンドルノブです。

BEASTを使い始めてビッグベイトやフロッグなど釣り方の相性や使用するロッドとのバランス、ラインの巻き量など色々と試してみて、「合う」「合わない」などがだんだんと馴染んできました。

そんな中で「何かしっくりこないな」と気になりだしたのがこの「ミドルラウンドEVAノブ」。
「つまむ」にも「握る」にも自分には中途半端なサイズ・形状のようです。

その事にはっきりと気付いたのは同じRevoのBLACK10を購入してから。

BLACK10は豪快なスタイルで知られるキムケンこと木村健太さんが企画した、「頑丈系」のリールで、そのハンドルには「ダブルフィンガーノブ」と呼ばれるハンドルノブが装着されています。

2本指を掛けられる、その形状、長さはパワーをしっかりとリールに伝え瞬時に巻き取り、フッキングに持ちこみ、魚に主導権を与えることなくビックフィッシュをヘビーカバーから引きずりだすことが可能である。

www.purefishing.jp

このノブの大きさとフィット感がしっくり来て、リトリーブや咄嗟に握るという動作において本当に使いやすい。

「じゃぁ、しっくり来ないBEASTのノブをこのダブルフィンガーノブに変えてみよう」と考えたのが今回のカスタマイズの始まり。

 

同じAbu Revoだけど

早速資料を集め始めました。

 

ダブルフィンガーノブ自体は単体で普通に購入できるようです。

では、同じAbu Revo同士で互換性はあるのか?
それぞれのパーツリストを見比べてみました。 

BEAST 41-Lのパーツリスト
https://pfj-parts.com/wp-content/uploads/2019/04/1479947-REVO-BEAST-41-L.pdf

BLACK10-Lのパーツリスト
https://pfj-parts.com/wp-content/uploads/2019/05/1501978-REVO-BLACK10-L.pdf

うーん、2つのリストを見比べてみてもサイズは書いていないので互換性があるかどうか分かりません。 

というか、手元に2機種あるのだから試しにスワップしてみる事にしました。

ノブの取り外しは簡単。

すると意外な事実を発見。

f:id:kazekumo:20200213093633j:plain

シャフトの長さが違う!

BEASTとBLACK10のノブシャフトの太さは直径5mmで同じなのですが、それぞれの長さが違いました!

こりゃ、付かない。 

ひょっとしてミドルラウンドEVAノブはAbuの中でも特殊な形状?

 

カスタムパーツは?

シマノ、ダイワのノブシャフトは外径4mmなのに対しAbuは5mm。

カスタムパーツのハンドルノブもほぼシマノ、ダイワ向けの外径4mmが基本のよう。

「ハンドルノブ」で調べてみても、シマノ、ダイワは出てくるもののAbuは出てこないのはこの辺に理由がありそうです。

ちなみにカスタムパーツのスペシャリスト、ヘッジホッグスタジオのYoutubeをみても「ハンドル自体をご交換頂くしか方法がございません」と言い切ってらっしゃいました。


第20回 DAIWAコルクハンドルをABUリールに装着する方法 ~ハーフタイム~ 

 

ちなみにBEASTのミドルラウンドEVAノブにはベアリングが一つも装着されていないので、両方のノブ内側に2個ずつ、内径5mm×外径8mm×厚さ2.5mmのベアリングに合計4個交換・装着できます。

ハンドルノブのベアリングのサイズはAbuでは共通のようです。

 

カスタムパーツでのノブを使用するのであれば

シマノとダイワのノブはシャフトの外径4mmで一緒(例外多数あり)、ダイワとAbuはドライブシャフトの外径が8mmで同じ(シマノは7mm)、つまりダイワ向けのハンドルに変えた上で気に入ったノブを探す事になりそうです。

ちなみにリールカスタム業界ではシマノ用をM7、ダイワ/Abu用をM8と記載するようです。

 

ダブルフィンガーノブがいい

上記の理由があって、もともと変えたかったBLACK10のダブルフィンガーノブが使えない。

ハンドルごとBLSCK10のモノに交換するか?とも思ったのですが、リストを見るとハンドルのセット、パーツID "1372160"の「HANDLE COMPLETE」は ¥15,000!?もします。
BEASTの「HANDLE COMPLETE」は¥4,500ですので比べて3倍以上も高級なのです。
それだったら「TFL110ハンドル」を購入するか...

もう少し調べてみると、もともと「ダブルフィンガーノブ」は2013年発売にAbu works DFL100として販売されています。
TFL110と同じくキムケンプロデュースのアイテム。

DFL100はBLACK10のダブルフィンガーノブとは微妙に違い、BLACK10のノブとの互換性はなく、むしろBEASTのオフセットハンドルのノブシャフトには付きそう。

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色々とちょっとずつ違うようです...

Revo ALC-IB7のノブシャフトと比べてみましたが、こちらはこちらでシャフトの先端が広がっていたり、Abuのハンドルノブシャフトの形状は時期やハンドルのタイプによって異なるようです。

ちなみにBLACK 10とALC-IB 6/7のノブは互換性あります。(追記)

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比べてみた

 

ハンドルノブ交換について自分のまとめ
  • ハンドルノブはAbu向け(シャフト外径 5mm)とシマノ・ダイワ向け(シャフト外径 4mm)の2種類がある
  • ハンドルはAbu・ダイワ向け(M8)とシマノ向け(M7)の2種類がある
    ※アダプターを使ってM8、M7のどちらにも対応できるハンドルもある
  • 第四世代のRevoのハンドルは機種によってノブシャフトの形状(長さ)が違う
    ※日本国内向けとグローバル展開機とで違う?

といったことがわかりました。

自分はBeastのノブをダブルフィンガーノブに変えたかったのでDFL100 ハンドルを購入しました。

Revo ALC IB 6/7のカーボンオフセットハンドルにハンドルノブAタイプという組み合わせも出来ます。

ちなみにハンドルの長さはALCが90mm、Beastは95mm、DFL100は100mm。

Beastにオリジナルで付いているアルミのオフセットハンドルがカーボンになったことやノブ自体がBEASTにやミドルラウンドEVAノブと比べ軽く、リール自体の重さが270g → 257gと13gほど軽くなりました。

ちなみにRevo Black10は245g。

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重さは気にならないとは思っていたけど...

ノブがつまみやすくなった事で「しっくりこない」感が解消されました。
また、軽くなった事で華奢な手に掛かる負担が減った気がします。

もう少し使い込んで行こうと思います。

 

少し使ってみての「ハンドルノブ変えたい」の続編 

kazekumo.hatenablog.jp

 

BEASTのインプレ、ハンドルノブの形状について考えてみたエントリーはこちら。 

kazekumo.hatenablog.jp

kazekumo.hatenablog.jp

参考までに、「ミドルラウンドEVAノブ」が装着されている「頑丈系」

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