'20メタニウムが「最強スペック」で登場し、優等生の立場を譲った感のある'16メタニウムMGLですが、とある噂を聞きカスタマイズしてみました。
'16メタニウムにブラスギアを導入できる
'19スコーピオンMGLのメインギア(ブラス製)が'16メタニウムMGLのメインギア(ジュラルミン製)と互換性があるらしく、シマノ純正を使用してブラスギアのメリットである「しっとりとした巻き心地」と「高い耐久性」が獲得できるようです。
所有している'16メタニウムが少しシャリシャリしてきていたので、ビッグベイトや対バラマンディにちょうど良いと考え導入してみました。
(カスタマイズは全て自己責任でお願いいたします)
パーツの確認
改修に必要な'19スコーピオンのパーツは「メインギア」と「スタードラグ座金(ドラグワッシャー)」。
ピニオンギア他はそのまま使えるようです。
実際見比べてみると厚さは異なるもののギアのサイズは同じ、噛み合わせ部分も同じに見えます。
展開図・写真ではわかりにくいのですが、ドラグワッシャーがはまるメインギア内側の径が異なり、ミリ以下の差ですが'19スコーピオンMGL(38.4mm 実測)の方が小さいため'16メタニウムMGL(38.7mm 実測)のドラグワッシャーは入りません。
小さくカットする加工もできると思いますが、今回は購入いたしました。
また、それぞれドラグワッシャーの材質も異なるようで、カタログ上の最大ドラグ力は'16メタニウムMGL 5.0kgに対し'19スコーピオンMGL 5.5kg。
ドラグワッシャー交換により若干ドラグが強化されていると思われます。
換装開始!
で、換装作業はどれくらい大変かというと、「うまくはまらなかったらどうしよう」「ギア欠けさせちゃったら、場合によったらもう使えなくなっちゃうな」など事前の心配を吹き飛ばして加工も不要、作業工程をお見せするまでもなく簡単に換装できました。
ピニオンギアとの噛み合わせも問題なく、違和感・異音もなくしっとりとした巻き心地となりました。
ちなみにそれぞれのメインギアの重量は'16メタニウム約5gに対し'19スコーピオンは約16gと約11gの差がありました。
それでもトータルで200gを切るリールとなっています。
まとめ
'19スコーピオンMGLの純正パーツを流用して所期の目的の通り「しっとりとした巻き心地」と「高い耐久性」が獲得できました。
かつ、若干ですがドラグも強化されたと思います。
実釣でもトラブルはなく、ちゃんとサカナを連れてきてくれました。
太めのラインを使う釣りにおいてはスプール幅が22mmから19mmにナロー化された'20メタニウムよりも、'16メタニウムMGLに分がありそう。
高剛性・高感度を謳うコアソリッドは諦めるとしても20メタニウムとは違った個性を発揮してくれそうです。
ベアリング・ハンドルなども変更しているので、個人的にEz8と呼んでいます。
ハンドルは'16メタニウムXGに採用されているシマノ純正の48mmハンドル。
ハンドルノブについてはこちら。
守ったら負ける!攻めろ!!