かぜのように、雲のように。

約20年ぶりに再開したルアー釣り。バンコクでのバラマンディを相手に疑問や試してみた事の備忘録。タイやシンガポールなどの海外遠征釣行の一助になれば。

シャッドテールの身切れ対策 インナースルー構造とフック固定ワイヤーを備えてみる

ドライブシャッドやスイングインパクトなどのシャッドテールは真っ昼間のボトムに張り付いたバラマンディも反応してくれます。

ですが、ファイト時の激しく頭を振るジャンプやダッシュのため、オフセットフックを使ったリグだとワームの身が切れて、一発でワームがすっ飛んで行ってしまいます。

コスパが悪い。

かと言ってトレブルフックの付いたいわゆるスイムベイトではバラマンディはもちろん、チャドーがヒットしてしまうとガッツリ噛みしめてその鋭い歯で身はすぐにボロボロ。

スイムベイトって高いので、こちらもコスパが悪すぎます。
ハードルアーだと歯型がついてカッコいいんですけどね。

シャッドテールワームで、せめて数匹は持ってもらいたい。

何か良い方法がないかと考えてみました。

 

元ネタはデラボール

Jackalのデラボールは水野浩聡氏がプロデュースしたまん丸の小ぶりなスイムベイトです。

その特徴はインナースルー構造とフック固定ワイヤー。

インナースルーシステムでラインがボディーの中を貫通してフックを装着する構造になっていて、ファイト中はフックがフリーになることで、とにかく掛けてからのバラしが圧倒的に少なくなります。

サカナがかかるとフックはサカナ、本体はフリーになります。
これがワームならばサカナの近くで振り回されなくなるのでワームが身切れしない、はず。
このシステムをシャッドテールに採用してみようと考えました。

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Jackall HPより引用 このフックシステムを採用したい

www.jackall.co.jp

 

バレーヒル トレブリングスルーパイプ

シャッドテールワームの頭から斜めに刺し腹部に抜く。

これだけで即席トレブルフック仕様スイムベイトの完成。

いきなりワームに刺すと頭が反ってしまったり曲がってしまうので、先に針金や細いドライバーなどで下穴を開けておいてあげると真っ直ぐさせます。

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[出典]バレーヒル商品紹介ページ

これでジャンプで引きちぎられることは減る、はず。 

(まだバラマンディで試せていません。バンコク行きたい)

固定ワイヤー付きトレブルフック

インナースルー構造にするとトレブルフックをお尻の辺りにフック刺して固定させます。

これが意外とワーム本体から外れやすく、尻尾を拾っちゃたり上手く泳いでくれない。

そこでデラボールのフックを参考に固定ワイヤーをつけてみました。

 

まずステンレスのワイヤー(0.3mm)を2本、それぞれ4cmにカット。

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ライン(糸でも良いと思います)を一回フックの軸に結び、瞬間接着剤をたらし、ワイヤーをつけて仮止め。
接着剤が乾かないうちにラインを巻きつけ固定。

なのでタレない、少し粘度のあるタイプの瞬間接着剤がやり易いと思います。

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接着剤が乾いたら、はみ出したラインをカット。
更にBONDICで固定部分をコートして完成。

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こんな感じ。
スイベルとスプリットリングは外してから作業した方が楽だったと思います。

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インナースルー構造とフック固定ワイヤーを装備 

写真はインナースルー構造とフック固定ワイヤーを備えたドライブシャッド'4.5。

なかなか良い感じです。

ちゃんとバラマンディ釣ったら使用感も含め追記します。

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デラボールのフック無くしちゃった方とか、フェザーフックでワイヤー付きとか作ってみたいという方の参考にもなれば。

ワイヤーの固定部分に使ったBONDIC、フェザーフックの補強とかハードプラグの補修、ケータイの充電器のケーブルの補修やら色々使えて水にも強く便利。

 

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