かぜのように、雲のように。

約20年ぶりに再開したルアー釣り。バンコクでのバラマンディを相手に疑問や試してみた事の備忘録。タイやシンガポールなどの海外遠征釣行の一助になれば。

【潤ツヤ仕上げ】タックルのお手入れ 「GOLD WORKS 美猫式」

釣りに行けないので、お手入れをしています。

ハードルアーのフックを変えたり、リールのオーバーホールをしてみたり。

 

ロッドのメンテナンス

ロッドっていつの間にか汚れていて、固まった泥や色んな汚れがついていますので、水拭きで丁寧に拭き取ります。

で、小さなキズを見つけてしまう。

「愛着が湧く」とは言いつつも、取れないかな〜ともう一回拭いてみたり。

取れないんですけどね。

表面保護できないかなと、調べてみて興味が湧いたのが、ロッドの表面を保護してくれる水性ガラスコート剤、GOLD WORKS 美猫式。

こちらを使ってみました。

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美猫式

ある程度水拭きで汚れをとります。

キッチンペーパーに美猫式を何回かスプレーして、ロッドを拭きあげます。

写真では分かりにくいのですが、うっすらと膜を纏ったようなツヤが出て、サラサラとした触り心地になります。

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ロッドのキズは一緒に闘った「勲章」なのですが...

何回か繰り返すことで、そのキズが消えるという事はありませんが、周囲と「気持ち」馴染んで、守ってくれている気がします。

ブランクス以外にガイドやリールシートも美猫式で拭いてあげます。

 

リールにも

リールの本体にも使い、潤ツヤに仕上げます。

オーバーホールして最高の状態のリールを潤ツヤにしてやると、釣りに行けなくても、コレ眺めながら一杯やれます。

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美しい...

そう、まさに自分にしか解らない、「究極の自己満足」が待っています。

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「究極の自己満足を。」

 

美しいものが、嫌いな人がいるのかしら?

 

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【互換性】16 Revo ALCでバーサタイルな1台を考えてみる

アブガルシア Revoシリーズの互換性を活かすカスタマイズを考えてみました。

発売から5年経ちましたが、他社含め21年モデルと比べて性能的に見劣りしない、というか軽量ベイトリールとしてはかなりの高性能。

手持ちのRevo ALC-IB7をベースに「ちょい釣り」に使いやすい1台を考えてみました。

マグトラックス化して、12lbs/65mくらいのスプール (シマノで言うところの30番くらい) を装着すれば出張時のちょい釣りオカッパリでピッチングからキャストまで幅広く使える1台になるのかなと。

途中何種類かリールが出てきますが、それらを所有されている方にも参考になれば。

 

出張時のちょい釣りに求める性能は

道具はできる限り少なくしたい出先でのちょい釣り。

 

kazekumo.hatenablog.jp

 

まぁ仕事で行っているのですからワンタックルです。

  • フレーム素材:ちょい釣りで淡水〜汽水域〜海水の可能性があるので要ソルト対応:アルミ
  • ギア比:ネコリグからクランクまで使いやすいギア比 7:1 程度のハイギア
  • ギア素材:ガシガシ使うならブラス、ただし優先度は低め
  • ブレーキ:軽量ワームからキャスト時に抵抗のあるクランクまでトラブルの少ないマグネットブレーキ
  • 糸巻き量:下巻きせず、傷んだらすぐ巻きかえられる、12lbs/65m (シマノで言うところの30番くらい)

まとめると...なんだLT7じゃん( 汗 )

ところが調べてみると...

LT7 : 30,000前後と定価より高い (定価 ¥26,000)

流通量の違いなのでしょうが、17年発売のLT7よりも古くて定価も高いALCの方がお手ごろになっているようです。(21年2月末調べ)

 

ALC-IB7をベースに

手持ちがALC-IB7なので必要なカスタマイズを考えてみます。

優先度から言えばブレーキ > スプール > ギア素材 という順番。

最初からALC-BF7を買っていればブレーキのことは考えなくてよかったというオチ。

 

ブレーキのマグトラックス化

インフィニとマグトラックスの比較

IBとBFで一番異なる点はブレーキ。

IBは遠心ブレーキとマグネットブレーキのハイブリッド、BFはマグネットブレーキのみ。

ALC-IB7とLTX-BF8で比較してみると、LTX-BF8がスプール側にプレートのみなのに対しALC-IB7は遠心ブレーキのユニットが取り付けられています。

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ALC-IB7には遠心ブレーキのユニットがある

パームサイド側を見ると遠心ユニットとマグネットが干渉しないように、MAXまで出してもALC-IB7は奥まった位置までセットバックしていて、LTX-BFは縁から飛びでる位置にあります。

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ALC-IB7とLTX-BF8 パームサイドの比較

BFのスプールはIBのフレームには装着できるけど、逆はできない。

マグネットブレーキ最弱の位置まで下げてみても遠心ブレーキユニットとマグネットが干渉してしまいます。

マグトラックス化

では、マグトラックス化させるためにはどうしましょう。

まずはパーツリストを見比べてみます。

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スプールとパームサイドの抜粋

実際にバラしてみました。

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パームサイドをバラしてみた

どちらのパーツも一部を除いて共通。

ALC-IB7側のBLAKING HOUSING (上のリストで"85") には遠心ブレーキのブレーキシューが当たる箇所に金属のパーツが付いているものの、干渉するわけでもなくマグトラックス化するにあたっては大きな問題ではないかと。 

違いがあるのはマグネットホルダー。

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違うのは"MAGNET HOLDER"だけかな?

マグネットを10個取り付けられる窪みと磁力を増幅させるプレートが付いていて、スプールまでのクリアランスの違いをつけるため足の長さが約3mm異なります。

以下のパーツを交換すればパームサイド側はマグトラックス化出来ました。

  • MAGNET HOLDER (パーツID 1415638) ¥300
  • MAGNET PLATE (パーツID 1415639) ¥200
  • MAGNET PLATE (パーツID 1415640) ¥200
  • MAGNET (K) 3MM (パーツID 1302674) ¥400
  • MAGNET (J31379) 1.5MM (パーツID 1116222) ¥200

ちなみにパームサイド全体をセットで交換しても良いのですが、¥11,000とお高めになっています。

※ここまで書いておいて何ですが、自己責任でお願いします。

 

どのスプールを使ってみるか

パームサイドをマグトラックス化するとALC-IB7のオリジナルのスプールはそのままでは遠心ブレーキユニットとマグネットが干渉してしまって使えません。

遠心ブレーキユニットを交換してみても良いのでしょいうか、12lb-100mの糸巻き量は多い。

何か良いスプールがないか探してみました。

Avail マイクロキャストスプール

交換スプールといえばアベイルのマイクロキャストスプール。

「ABU 16Revo LTX-BF8」がマグトラックスとの相性も非常に良いようで、高評価なコメントが多い。

「16LTX34R」が12lbs/60mのスペック。

LTX-BF8用となっていますが、「互換性あり」なので装着可能です。

 

LT7の純正スプール

SPOOL COMPLETE (パーツID 1443441) ¥7,000

お手ごろ。

ただし調べてみたところLT7のスプールは12g超とBF7と比較すると5g近くも重たいそう。

軽さが全てではないものの、選択肢としては無いかな。

こちらも互換性ありなので装着可能です。

 

DEEZ 8のスペアスプール

SPARE SPOOL COMPLETE (パーツID 1530568) ¥8,500

青木 大介プロデュースモデルのスペアスプールが8lbs/100m。

こちらも互換性ありなので装着可能です。

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マグネットブレーキ化し、8lbs/100mのDEEZスペアスプールを入れたALC

 

あれ、気づいちゃった?

と、ここで気づいたのですが、ギア比 8.0:1 であることが許容できればドラグやベアリング性能が向上している「DEEZ 8」が正解なのかも。

コルクノブと青いアクセントカラーが気になるけれど。

もしくはアルデバランMGL。

うーん、ここまでやったの何だったんだ。

 

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【デカノブ/カスタマイズ】スタジオコンポジット R27XL装着!

でっかいノブにしてみました。 

何故って?

使ってみたかったから。

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カッコイイだけじゃないんです

最近はビッグベイトやビッグクローラーベイト(いわゆるデカハネ)にハマっていて、デッドスローのタダ巻きにマッチしそう、という今のハンドルノブに何の不満もない中、どちらかと言うと「カッコイイし」と言う理由でカスタマイズしてみました。

リーリング時はムダに力を加えず軽く指を添えるだけで巻き取れるうえ、ファイト時は力を加えやすい。

vish.jp

上の記事はスピニングの話ですが、奥田学さんが「デカノブ」を使用されている理由でしょう。

実際にバスで投入してみてあまりの快適さにビックリ。

このハンドルノブ、ビッグベイトやデカハネへの使用にオススメです。

ファイト中のゴリ巻きも楽しく、個人的にはもう戻れません。

ノブの選び方

今回装着したのはスタジオコンポジットのカーボンチューブ EVAノブ。

スタジオコンポジットといえば先ほどの奥田学さんや山田祐五さんなど「ストロング」な感じの方々が使用されています。

ハンドルの太さによって3種類ありますが、参考にしたのは2019年モデルのカーボンクランクハンドル RC-SC EX PLUSのサイズ展開から。
88mm、92mmへはR27XLノブ。
96mm、102mm、108mmへはR29XLノブが装着されています。

今回こちらのノブをつけようと思っているハンドルは'16メタニウムXG用の48mm(シマノの表記ではドライブシャフトからハンドルノブシャフトまでの長さなので、いわゆる96mm)ですので組む合わせを見る限りR29XLなのですが、実物を触ってみた際にそのデカさにビビり、一つサイズダウンしたR27XLを選びました。

が、今となってはR29XLでも良かったかなと思います。

こちらが2019年モデルのカーボンクランクハンドル RC-SC EX PLUS。

参考までに。

 

以下の写真はR27XLの純正との比較。

デカくてビビるものの思ったより軽く9g。純正は約6gでその差3g。

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純正とのサイズの比較
取り付けについて

パッケージの内側に取り付け方法が載っていますが取り付けるリールによって異なると思います。'16メタニウムは以下のように取り付けるとキッチリ装着できました。

なおベアリングは外径7mmですのでAbuの純正ハンドルには装着できません。

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取説とはちょっと違っていました

ちなみに今回ハンドルノブのみ交換したのはハンドル自体は特に不満であったり交換したいと言う欲求がなかったから。

でも今に装着するかもしれません。

ハンドルごと変えればAbuにも装着できますし。 

 

その他 '16 メタニウムの改修について 

何でメタニウムなの?と言われるのですが、こいつをベースに弄るのが楽しいからです。

バスならラインも使うルアーがロングキャストをしないので20lbsが60m弱巻けるし問題ない。

バラマンディ用には夢屋の深溝スプールも使っています。
同じMGLでもブレーキシューがデカイのでキャストフィールは若干変わります。

80cmくらいのバラマンディとファイトしても「ボディが弱くて..」と思った事はありませんしね。

今に「コアソリッドボディ最高!」って言ってるかもしれませんが(笑)

メインギアをジュラルミンからブラスに換装して耐久性を向上

kazekumo.hatenablog.jp

純正パーツを利用してロングハンドル化

kazekumo.hatenablog.jp

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【お守りアイテム】スズメバチなんて怖くない...もん

オカッパリをしている際、特に藪漕ぎをしている時に一番ビビること、私はスズメバチが現れることです。

明らかに重みのある「ブーン」という羽音。

スターデストロイヤーの登場テーマが聞こえてきそうです。

ただ、「ビビってへんし」と強がりたい気もします。

そこで面白そうな虫除けストラップを見つけたので購入してみました。

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この見た目は...

 

スズメバチが刺す時って

藪をかき分け、巣に近づいてきた「外敵」に対しアゴを「カチカチ」という音を鳴らしたらそれは警告音、攻撃の前の威嚇音のサインだそうです。
その警告を無視していると攻撃に移るそうです。

「腕を振って追いはらわず、走らずゆっくり後ずさってその場を離れましょう」とされています。

「カチカチ」という警告音はまだ聞いたことはありませんが、あの重低音の羽音が周囲で聞こえたらさっさとそのポイントは離れるようにしています。

怖いので。

 

スズメバチの天敵

そんな最恐スズメバチにも「天敵」と言える存在が居て、クマやモズ、オニヤンマがぶっ飛ばしてくれるようです。

そのオニヤンマの黄色と黒の縞模様をハチやブヨなどの羽虫が嫌がるようで、その習性を利用したオニヤンマの模様を模したストラップが虫除に効果があるそうです。

 

「目立つところにぶら下げてください」

説明書には使い方として「目立つところにぶら下げてください」とあります。

目立つところってどこなんだろう?

胸のあたり? 背中側? アタマ?

やはり後ろからの攻撃が怖かったのでバックにつけてみました。
というか、バス釣りの格好ってストラップをつけられる場所が少なかったりします。

また、キャップの後ろにつけると、ちょっと変わったポニーテールのおじさんになってしまいます。

 

その効果のほどは

野池オカッパリに着けていきました。

そう言えば、スズメバチ見なかった!

おまじないの意味も込めて、これからは連れて行こうと思います。

キャンプや近所にスズメバチの巣作られたって時も使えそう。

甲子園に行く時も。

蚊にはめっちゃ刺されましたが。

 

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【16メタニウム】 ブラスギア導入で高耐久型に改修してみる

'20メタニウムが「最強スペック」で登場し、優等生の立場を譲った感のある'16メタニウムMGLですが、とある噂を聞きカスタマイズしてみました。

 

'16メタニウムにブラスギアを導入できる

'19スコーピオンMGLのメインギア(ブラス製)が'16メタニウムMGLのメインギア(ジュラルミン製)と互換性があるらしく、シマノ純正を使用してブラスギアのメリットである「しっとりとした巻き心地」と「高い耐久性」が獲得できるようです。

所有している'16メタニウムが少しシャリシャリしてきていたので、ビッグベイトや対バラマンディにちょうど良いと考え導入してみました。

(カスタマイズは全て自己責任でお願いいたします)

 

パーツの確認

改修に必要な'19スコーピオンのパーツは「メインギア」と「スタードラグ座金(ドラグワッシャー)」。

ピニオンギア他はそのまま使えるようです。

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'19スコーピオンMGLのブラスギアの輝きが眩しい

実際見比べてみると厚さは異なるもののギアのサイズは同じ、噛み合わせ部分も同じに見えます。

展開図・写真ではわかりにくいのですが、ドラグワッシャーがはまるメインギア内側の径が異なり、ミリ以下の差ですが'19スコーピオンMGL(38.4mm 実測)の方が小さいため'16メタニウムMGL(38.7mm 実測)のドラグワッシャーは入りません。
小さくカットする加工もできると思いますが、今回は購入いたしました。

また、それぞれドラグワッシャーの材質も異なるようで、カタログ上の最大ドラグ力は'16メタニウムMGL 5.0kgに対し'19スコーピオンMGL 5.5kg。

ドラグワッシャー交換により若干ドラグが強化されていると思われます。

 

 

換装開始!

で、換装作業はどれくらい大変かというと、「うまくはまらなかったらどうしよう」「ギア欠けさせちゃったら、場合によったらもう使えなくなっちゃうな」など事前の心配を吹き飛ばして加工も不要、作業工程をお見せするまでもなく簡単に換装できました。

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パッと見、何の違和感なく、今のところ問題もありません

ピニオンギアとの噛み合わせも問題なく、違和感・異音もなくしっとりとした巻き心地となりました。

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重さの差は歴然!

ちなみにそれぞれのメインギアの重量は'16メタニウム約5gに対し'19スコーピオンは約16gと約11gの差がありました。

それでもトータルで200gを切るリールとなっています。 

まとめ

'19スコーピオンMGLの純正パーツを流用して所期の目的の通り「しっとりとした巻き心地」と「高い耐久性」が獲得できました。
かつ、若干ですがドラグも強化されたと思います。

実釣でもトラブルはなく、ちゃんとサカナを連れてきてくれました。

太めのラインを使う釣りにおいてはスプール幅が22mmから19mmにナロー化された'20メタニウムよりも、'16メタニウムMGLに分がありそう。

高剛性・高感度を謳うコアソリッドは諦めるとしても20メタニウムとは違った個性を発揮してくれそうです。

ベアリング・ハンドルなども変更しているので、個人的にEz8と呼んでいます。

 ハンドルは'16メタニウムXGに採用されているシマノ純正の48mmハンドル。

kazekumo.hatenablog.jp

 

ハンドルノブについてはこちら。 

kazekumo.hatenablog.jp

 


守ったら負ける!攻めろ!!

kazekumo.hatenablog.jp

 

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