バラマンディの釣り堀でも愛用のパックロッド、Megabass F4-66X4-SSのトップガイドが破損してしまったので交換してみました。
Personal Bestのサワーイ ( ปลาสวาย : チャオプラヤ キャットフィッシュ )を釣り上げた際にPEラインがボロボロに。
「すげえな、メーターオーバーだとPEこんなにしちゃうんだな」と思ったのですが、何かおかしい。
よく見るとトップガイドのリングが無くなっていました。
シマノやダイワは部品検索でガイドを見つけることができ、注文もできますが、残念ながらMegabassでは交換修理のようです。
ちなみにテイルウォークは商品紹介で全てのガイドの型番が表示されています。
自分でやってみたいと思い調べてみました。
購入したトップガイドは「T-KGST 4.5-1.8」という富士工業のガイド。
この型番にたどり着くまでの備忘録です。
メーカーの探し方
ガイド、と言えば日本では「Fuji 富士工業」がシェア99%。
他社も様々な製品を出しているようですが、あまりピンと来る特長がなかったので、入手のしやすさも含めFuji一択のようです。
トップガイドの探し方
Fujiのトップガイドを探す際に必要な情報は、H:高さ、L:長さ、O/D (Outer Diameter) :外径のようです。
破損したトップガイドの各データは...
H : 6 mm、L : 13.5 mm、O/D : 2 mm
これをFuji HPの製品情報から探していきます。
膨大な型名とサイズの展開にため息がでました。
ここから見つけるのか、と。
リング・パイプサイズの選び方
沢山の型名のデータから、破損したトップガイドに合うサイズをみると...
破損したトップガイド、H : 6 mm、L : 13.5 mm、O/D : 2 mm に対し
T-KGxxの場合、H : 6 mm、L : 12.6 mm、O/D : 2.04 mm というリング・パイプサイズの「4.5-1.8」
PLGSTの場合、H : 6 mm、L : 14 mm、O/D : 2.04 mm というリング・パイプサイズの「5-1.8」
ぴったり同じ数値はないものの、O/Dが小さいと入らないので、2.04 mmサイズが良さそう。
なおT-FC、T-LG、PMGSTなどの型名には該当するサイズは無し。
リング素材
T-KGxxの場合サイズによってはリングの素材もトルザイトとSiCから選ぶ必要があります。
トルザイトのメリットは軽く、摩擦係数が低いことを活かしラインとの接触面積を増やした結果、ラインの保護性能が高いこと。
デメリットはその接触面積を増やしたことによる糸鳴り。
ここも悩みどころ。
フレームをチタン / ステンレスの素材の違いから選びます。
該当するガイドの場合、素材によって以下表のような価格差。
これをどう見るか。
製品コード | フレーム素材 | リング素材 | 価格 |
---|---|---|---|
T-KGTT 4.5-1.8 | チタン | トルザイト | ¥1,900 |
T-KGST 4.5-1.8 | チタン | SiC | ¥1,200 |
PLGST 5-1.8 | ステンレス | SiC | ¥550 |
ようやく見つけた
フレームはチタン素材の「軽量で錆びにくい」という特徴を重視。
リングの糸鳴りがやはり嫌だったのでSiC。
ティップはSiCでその他はトルザイト、というロッドも多いそうです。
ようやく決まりました。
探し始める前に、チタンにするかステンレスにするかを先に決めるとある程度選択肢を狭めることができると思います。
そして、書き留めておかないと訳がわからなくなります。
※ 購入のリンクを貼ってありますが、型番を間違えないよう注意してください
なんで破損したのか
スプリットリングやスナップが繰り返しガイドに当たったことによってSiCが割れてしまったようです。
気づかずにPEがボロボロ、サワーイに切られなくて良かった。
ワイヤーリーダーを使っている事によって、思ったより巻き取りすぎてしまうようです。
ワイヤーリーダーについては以下の記事にて。