「タイにバラマンディを釣りに行く!」
格安航空券などで特にバンコクは行きやすくなってきたとはいえ、海外遠征は一大イベントです。
情報を集め、万全な状態で水辺に立ちたいものです。
タックル、ロッド編です。
- 「タイにバラマンディを釣りに行く!」
パックロッドが便利
有名な Pilot 111 や Mongkol などバラマンディの釣り堀、いわゆるバラ掘はバンコクのお隣のチャチューンサオ県にあり、バンコク市中からクルマで約1時間、東京都内から成田空港まで向かうくらいの時間がかかります。
ちなみにスワンナプーム国際空港から向かう場合は約40分ほど。
混んでる市内は電車で空港まで、そこからクルマ、というのもアリです。
いずれにせよ主な交通手段はタクシーやレンタカーなどクルマになります。
サイアムからPilot111までの現在の所要時間が表示されていると思います
バンタクシーでなければタクシーではワンピースロッドを持ち込めないですし、飛行機の大型荷物の追加料金も考えてるとパックロッドが便利かと思います。
ちなみにバラ掘までは「ほぼ」Grabを利用しています。
www.grab.com
「ほぼ」の理由なども含めて、Grab Taxiの利用については改めてご紹介したいと思います。
バラマンディと格闘するために必要なロッドの強さは?
強烈なファイトが魅力のバラマンディですが、さすがに南米アマゾンの2m超えの対ピラルクや対ドラドの様なガチ怪魚タックルは必要なく、ブラックバス用やシーバス用、ナマズ用で問題ありません。
ミディアムクラスのロッドでも十分で、ドラグを活かしてデカいバラマンディとやりあえます。
ビッグベイトなのか、シャッドテールワームなのか、扱うルアーによりしぼれてくると思います。
ロコのみなさんはベイト、スピニング、フライなどさまざまなタックルを使用されています。
シーバスタックルなのでしょうか? スピニングでビッグベイトを池の反対まで大遠投していたり。
二刀流で
せっかくの遠征、タックルに不具合が出たらたまりません。
以前ロッドが折れてしまい、「遠征終了~」となったことがあります。
バンコクにはタックルの貸し出しをしている釣り堀もありますが、必ずあるとも限らず、以来パックロッドの二刀流にしています。
また、基本的にはジャークベイトやギル系で楽しんでいますが、日によってはどうしてもシャッドテールに頼らざるを得ないタイミングもあり、ヘビー系とミディアム系を用意しています。
現在愛用中のパックロッド
Tailwalk ナマゾンモバイル C594MH
5'9"ショートレングスのお陰でロッドの先で水面を叩くことなくジャーク出来ます。
#1と#2は逆並継ぎ、#2と#3、#3と#4は印篭継ぎ。ガイドは全てダブルフット。
素材はカーボン99%、グラス1%。
しっかり曲がってくれてパワーがあり、水車につっこんでいくバラマンディとの強引なファイトにも負けず、かつ軽い。
表記では1.5 ozまでとなっていますが、2ozのタイニークラッシュも問題なく投げ続けることが出来、ドッグウォークもキモチ良くキマります。
ただ、やはり短いので飛距離は落ちます。
池の真ん中にバラマンディが集まっているときは不利。
持ち方のクセのせいかと思いますが、レフトハンドルリールでジャークしているとトリガーが当たるのか薬指が痛くなるのが残念。
移動時は仕舞寸法 48cm というコンパクトサイズ、かなりしっかりとしたハードケース付きなのも嬉しい。
Megabass DESTROYER OROCHI X4 SECRET SERVICE F4-66X4-SS
どうにも渋くて、ワームなど「ブラックバス」的な感覚が必要なとき。
バーサタイルなパックロッドなので、1/4oz - 3/4ozの中量級に対応、バラマンディとのファイト中は気持ち良く曲がってくれます。
ガイドが細いので、キャスト時にリーダーが引っかからないように注意する必要があります。
現在は生産終了となってしまったようです。
レヴァンテ F4-68LV 4P
( 追記 ) 同じメガバスからは同等クラス?としてレヴァンテ F4-68LV 4Pが2019年新商品で発売されました。
以前使っていたパックロッド
Major Craft ゴーエモーション GEC-664M
レギュラーファーストテーパーで、ワーム・クランク・スピナーベイトと幅広く使えました。
70cmクラスのバラマンディと楽しくファイトする事が出来ました。
ごく個人的な感想ですが、ビッグベイトにはパワー不足、シャッドテールにはヘビーすぎると感じたため上記の2機種に置き換わりました。
まずは遠征用1本、であればオススメです。
メジャークラフト現行モデル
メジャークラフトの現行モデルで言えば、ベンケイ BIC-664Mがゴーエモーション GEC-664Mの同等モデルに当たると思います。
1ozまでのルアーにも対応するMHモデルもあります。
ビッグベイト対応を謳ったHモデル。
ただ7ftの長さで4ピース仕様なので、仕舞寸法が長くなっていると思います。
購入を検討していたパックロッド
Abu Garcia ホーネットスティンガー プラス
「バラマンディだけでなく、普段の釣りにも使いたい」という要求で最終選考まで残りました。
握ってみて幅広いルアーに使えそうな印象。
メガバスと比較して、リールを付けて持った際オロチの方がしっくりきたので僅差で。
体格やリールとの組み合わせによると思います。
Abu Garcia ワールドモンスター WMCC-654M
グラス比率が高め(74%)でナマゾンと持ち比べて、少し「だるん」とした印象。
ペンシルにはとても相性が良さそうなカンジ。
「ジャークベイトも扱いたいな」と考えていたので、今回は縁がありませんでした。
(追記)
先日このWMCC-654Mを借りる機会があり、70cmクラスのバラマンディ、チャドーを数匹釣りましたが暴れさせることなく浮き上がらせることが出来ました。
木村健太さんの言うグラスロッドの特徴、「低弾性=緩やかかつトルクフルにテンションをかけたままの状態」なのかなと感じることが出来ました。
暴れる怪魚を上手にいなせるロッドでした。
バンコクでのバラマンディ釣りの有名サイト「Eldorado」でもこちらのワールドモンスターとナマゾンモバイル比較されていました。
早く見たかったwww
シマノ ワールドシャウラ ツアーエディション 1753R-5
「世界を制するドリームロッド」、村田基さん監修の謳い文句がすべてささるシマノのワールドスタンダード。
パックロッドのみラインナップされている175「3」というパワー。
7'5"というレングスが今の自分のスタイルには長すぎました。
あと、ちと高いっす。
ちなみに村田さんの著書「まちがいだらけのバッシング」は小学生の頃の愛読書。
JetSlow × TULALA ジェットセッター JS63C
世界を冒険・釣りがキーワードのオトコ心をくすぐるJetSlowとTULALAのパックロッド。
実際に手にしたことがなく購入に至りませんでした。
でも、気になる。
...あえて言うなら、(気持ちよく投げられるかを言うなら)5〜50グラムまで、クラスはXH。これは海外釣行で常用しているスライダー12Sやファッソ14、ベーシックサイズのビッグベイト(2オンスクラス)を、63Cで投げられるようにしたかった。...
...ジェットセッター63Cは、4ピースで仕舞寸法が約50センチ。トランクやバックパックに忍ばせて行動できる。バズーカーと呼ばれるロッドケースは不要なので、上述した「魔法の杖」効果は残念ながら発揮できないが、そのかわり、高機動性を手に入れることができる。荷物がひとつ減り、空いた手で訪れた国の美しい風景を写真に収めたり、フレンチフライを食べながら歩いたり、大切な人の手を引くこともできる。...
いつか自分でも紹介している気がします。
移動で愛用中のスーツケース
パスファインダー DAX(ダブルオートエクスパンド)トロリー PF6822DAX
防弾チョッキに使われる素材・バリスティックナイロンを採用し、高い強度と耐久性を誇ります。
37Lの中型のトロリーバッグで、少なめの荷物で移動したい私にはこれでもスペースが余るくらい。
でも、お土産とか荷物が増えたら容量を53Lまで広げることが出来るスグレモノ。
DESTROYER OROCHI X4 SECRET SERVICE F4-66X4-SSのハードケース(60.5センチ)が入ります。
リモワなどと違ってソフトケースなので、空港で荷物が放り投げられているのを見るとロッドが折れてないかビビりますが、今まで飛行機で折れたことはありません。