かぜのように、雲のように。

約20年ぶりに再開したルアー釣り。バンコクでのバラマンディを相手に疑問や試してみた事の備忘録。タイやシンガポールなどの海外遠征釣行の一助になれば。

【海外遠征】都会でピーコックバス (シンガポール編)

シンガポールの都会の真ん中でピーコックバス

シンガポールでは都会の真ん中でピーコックバスのルアーでの釣りが楽しめます。

ピーコックバスといえばアグレッシブなファイトが魅力。南米が原産ですが食用としてシンガポールに入ってきたようです。

シンガポールは様々な規制があり、ペナルティも厳しいことで有名。

釣りに関しても様々な「決まり」がありますので備忘録として。

 

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グリフォンMRをひったくっていった40cmくらいのピーコックバス

 

シンガポールで釣りをするためのルール

釣りをする際、シンガポールではフィッシングライセンスは必要ないようです。

ですが、シンガポール内には17の貯水池があり、それらに貯めた雨水を給水源としているようです。
そのため排水溝を含め、水を汚さないようルールで求められています。

Fish Responsibly

Reservoirs and waterways are common spaces to be shared among various users.
When fishing, please abide by PUB’s rules and regulations below:

 1.Fish only at designated areas.

 2.Use only artificial bait at reservoirs.

Those caught violating fishing regulations may be fined up to $3,000.

 

貯水池と水路は様々な方が利用する公共の場所です。
釣りをする際は以下のPUBの規約を守ってください。

1.指定された場所でのみ釣りが可能

2.貯水池では人工の餌(ルアー)のみ使用可能

違反した場合は最高3,000シンガポールドル(執筆時点で約24万円)の罰金が課せられる可能性があります。

-Singapore's national water agency Webサイトより引用、日本語は筆者訳

 

指定された場所でのみ釣りが可能

シンガポールにおいて内水面では釣りをして良い場所・エリアが決められています。(執筆時点で15箇所)

場所・エリアについてSingapore's national water agency Webサイトに地域ごとに紹介されていますので見方を確認。

例としてMarina Reservoirを見てみます。

釣り可能なエリアは有名なマリーナ・ベイ・サンズからは少し北側のカラン・リバーサイドパーク内に有り、下の地図の青い線の引いてある箇所。

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Marina Reservoir Singapore's national water agencyより引用

え? これだけ?

これだけ。

基本的にシンガポールの釣りエリアは公園内で、湖畔すぐ近くをジョギングしていたりピクニックをしていたり。

安全確保のため釣り可能なエリアが指定されているものと思われます。

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Jurong Lakeののどかな公園。向こうに中国風庭園が見えます

それぞれの公園にはトイレやフードコートが近くにあることも多いので、チョイ釣りにはちょうど良い感じです。

そういえば木の根っこ辺りを掘って、捕まえた虫で堂々と釣っている人がたまにいるけれど、「Use only artificial bait」のルールはどうなってるんでしょう(笑)

 

釣り場の特徴

いわゆる「公園」の「貯水池」なので管理しやすいようにかカバーなどは皆無。

藻も定期的に刈り取っているそうです。リップラップが続く場所も多くあります。

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Bedok Reservoir 特にストラクチャーがあるわけでもなく

デカいポッパーをバッコンバッコンさせているローカルの方が良くいます。
東南アジアでは多いですよね。

そのスタイルで釣れている人を見た事がないのですが。

 

その他のルール

 いずれもオカッパリをする上で注意する点なのですが「!?」というものもあります。

Be Considerate

Exercising a little consideration goes a long way in making our reservoirs and waterways a safe and pleasant environment for all to enjoy.

1.Cast lures with care to avoid injuring others

2.Fly fishing is not allowed

3.Give way to pedestrians using the same pathway

4.Use only carbon steel micro barb or barbless hooks and practice catch and release where possible

5.Discard unwanted fishing lines, hooks and other rubbish into litter bins

6.Otters may be spotted. Do not harm them

7.Children should be accompanied by adults

 

貯水池と水路をすべての人が楽しめる安全で快適な環境にするために、ちょっとした配慮が大いに役立ちます。

1.他の人を傷つけないように注意してルアーをキャストしてください

2.フライフィッシングは許可されていません

3.歩行者に道を譲ってください

4.マイクロバーブまたはバーブレスフックのみを使用し、可能な場合はキャッチ アンド リリースをしてください

5.不要なライン、フック、その他ゴミはゴミ箱に捨ててください

6.カワウソがいる場合があります。傷つけないでください

7.子供には大人が同伴する必要があります

-Singapore's national water agency Webサイトより引用、日本語は筆者訳

カワウソ!?と思うかもしれませんが、遭遇した事が一度あります。
ザバザバザバーっと7頭の群で狩りを始め、大量の魚を獲っていました。

もちろんその後は全く釣れなくなりました。

他にはメータークラスのウォーターリザードが現れたり、大都会シンガポールの意外な自然にちょっとビックリします。

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ほぼ恐竜(笑) 手前の赤いコンビニの袋でサイズ感わかります?

なお公園の工事などで釣り可能エリアが狭くなったり、なくなったりすることもあるので、出張(釣行)の際はSingapore's national water agency Webサイトの確認を。

最新の情報を確認して、シンガポールへはパックロッドをしのばせて行きましょう。

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