かぜのように、雲のように。

約20年ぶりに再開したルアー釣り。バンコクでのバラマンディを相手に疑問や試してみた事の備忘録。タイやシンガポールなどの海外遠征釣行の一助になれば。

悪魔の囁き - リールカスタマイズ Abu Ambassadeur 3500C編

悪魔の囁き - カスタマイズ

リールはとりあえず分解(バラ)してみるもの。

Abu Ambassadeur 3500C のチューンナップ。兄弟機2500Cには負けない!

リールになんの不満もない。
ちゃんと投げれているし、巻けている。もちろんサカナも釣れている。
そう、なんの不満もない。

でも、なんか、もっと遠くへ飛ばせるんじゃないか。
もっと滑らかな巻き心地になるんじゃないか。
もっとバイトを取れるようになるんじゃないか。

村田基さんの著書、「まちがいだらけのバッシング」で、「飛ばしたければスプールのシャフトをピカール(研磨剤)で磨け」とお告げを受けて以来、「EF」ステッカーのついたアンバサダー 愛機 3500Cを分解してはピカールで磨き、オイルを差してきました。

20年ぶりに釣りを再開しても、やはり分解(バラ)してみたくなるもの。

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何年経ってもバラしかたは覚えていました

約20年ぶりにブラックバスを釣った翌日、愛機3500Cも約20年ぶりにオーバーホールを受けました。
パーツクリーナーで汚れたグリスを落とし、ラジコン用のセラミックグリスを塗る。

何年経ってもバラしかたは覚えていました。ベイトリールの構造・仕組みはすべて、この3500Cに教えてもらいました。

 

そして、悪魔の囁き

約20年ぶりの釣り具屋には最新のリールが並んでいました。

バックラッシュしそうになったら、コンピューターが制御してくれるんです」と、シマノのDC(デジタルコントロール)ブレーキについて店員さんに聞いた際には、3500Cのブレーキシューにオイルがついてしまってあたふたしていた自分とは隔世の感がありました。

その日から始まりました。「新型に負けないメカ(リール)に仕上げようぜ!」という悪魔の囁きと共にリールいじりが。

カルカッタコンクエストが百式に見えたのは余談です。

まずは情報収集。

ところがいくら調べても、同じアンバサダーでも2500Cの情報ばかり。
愛機3500Cについてはほぼ何も出てきませんでした。

とはいえ3500Cと2500Cは兄弟機。

簡単に言えば2500Cのメカニカルブレーキをハンドル側に移設したものが3500Cなので(この構造の違いによるピニオンギアの形状が両機種の飛距離に影響しているのですが)、流用することもできるはず。

まずは「e replacement parts」という様々な機器の交換用のパーツを販売しているサイトで両機種のパーツナンバーを比較すると、ベアリングのサイズやコグホイールなどは共通であることがわかりました。

3500C パーツリスト2500C パーツリスト

ヘッジホッグスタジオ かっ飛びチューニングキットAIR

ベアリング交換はチューニングの定番?
20年間古いグリスに浸かっていたボールベアリングとは明らかに回転が違いました。
オープンタイプなので、時々オイルを差してあげる必要があります。

Avail #5152 コグホイール

3500C/2500Cはキャスト時もレベルワインダーが動いてしまう構造なので、ボールベアリングが追加され、かつコグホイールを軽量化できるのは飛距離に影響するはず。

2ボールベアリング化で回転時の抵抗を減らすと共に、7本スポークで軽量化を実現。 強度を保持したまま極限まで肉抜きを施し、耐久性と軽量化の両立を実現しました。 軽量化と2ボールベアリング化の相乗効果により、飛距離アップに貢献します。- Avail HPより引用

バレーヒル 飛ぶ為のアイテムその3 レベルライン 2500

レベルラインの軸受けにベアリング付け、回転を上げるアイテム。キャスト時の駆動抵抗を軽減し、飛距離アップに貢献する。- バレーヒル HPより引用

って。

Avail ABU Ambassadeur 3500C 用 NEW Microcast Spool AMB3540R

ようやくあった3500C専用アイテム、ひょっとすると生産終了かも。

19年度からスプール軸の素材が超々ジュラルミンに変更となったようです。

純正スプール 18.8g → AMB3540R 6.1g、12.7g軽量化。

スプールを軽量化し糸巻き量を減らすことで、スプール全体の重量を大幅に軽量化できます。キャスト可能なルアー重量の最小値を大きく改善すると共に、同重量におけるルアーの飛距離を伸ばします。- Avail HPより引用

 

Avail ピニオンブッシングBB キット

ピニオンブッシュも2500Cと同形状なので、こちらもAvail製品が流用できました。

純正部品からオリジナルのスプリングに交換頂くことにより、クラッチのプッシュボタンが小さな入力でスムーズに切れるようになります。また、ピニオンギヤの先端のシャフトをボールベアリングが装着されたブッシングで受ける事により、リトリーブ時における抵抗の軽減やハンドル回転時のレスポンスを向上させる効果があります。- Avail HPより引用

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外からは全くわからないwww

ボールベアリングが4つ追加、軽量化され組み上がってご満悦。

あれ? カスタマイズ費用、当時の3500Cの購入価格より高くないか?

恐るべし、悪魔の囁き。

 

その他、今企んでいるカスタマイズは以下の記事で。(4/30/20追記)

kazekumo.hatenablog.jp

 

カスタマイズパーツは「リールチューニング・ベアリング専門店のヘッジホッグスタジオ」さんで見つけることができました。

このショップを見てから私のカスタマイズ魂に火がついてしまいました。
どうかお気をつけてwww

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